活動記録!

3/11-12 豊穣庵の田んぼの堀さらい

恒例の辛くて美味しいこのイベント。
毎年参加してくれる方や、果敢にも農風イベント初参加の方などで、
着々と参加者が増えていたのですが、開催日が近くなってから更に申込みが増えました。

どうやら週末農風のFacebookページで、イベント参加人数が1人だったのを心配した常連さん達が、わざわざ都合をつけて下さったそうで、13人も集まっていたので申し訳なかったです。

今回、メールなどでのお申込みが多くて、Facebookページには人数が反映されていませんでした。
逆に一人しか参加者がいないと思って参加をやめた方もいるかもしれませんよね。
参加人数が見えてしまうのも良し悪しだと思いました。

豊穣庵の渡辺さんも、Facebookページの人数を見て参加者が少ない事を心配していたお1人で、 人数をお伝えしたら張り切って3日前からビーフシチューを煮込んでいてくれました!
常連さんはこれが楽しみで参加される方がほとんどです(^^)

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那須の山々はまだ雪に覆われていましたが、この日はお天気にも恵まれて暖か。
農風メンバーと豊穣庵を活動拠点にしている大学サークルのOG4人も加わり、
田んぼの堀さらいが始まりました。

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田んぼに水を引く水路=堀にたまった泥や枯草をかき出し、水が流れるようにするこの作業は、 田植え前に必要な力仕事で、高齢化が進む農家さん達にとっては悩みの種の一つだと思います。

豊穣庵さんの堀は舗装されていない所が多く、あるところではひざ下まで泥に埋もれながら泥をかき出さなければなりません。
みんな顔まで泥だらけなりながら作業に励みました。

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重労働のあとのビーフシチューがおいしかったのは言うまでもありません。
2杯、3杯とおかわりする方が後を絶たず、大鍋に半分ほどあったビーフシチューは1/3ほどになりました。

午後からは堀さらいと丘の上の畑の片づけの2手に分かれて作業再開。
秋の収穫を終えたまま立ち枯れしたオクラやほうずきなどを引っこ抜き、
土を覆う被膜=マルチをはがしたり、支柱を抜いたりして片づけました。

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うまくいった作物もあれば、うまくいかなかった作物もあり。
今年度の振り返りをしつつ、来年度に思いをはせる時間でもありました。

皆さんの頑張りのおかげで、なんと16時前に予定していた仕事が終わってしまいました!
未だかつてない早さです。
人数が多いって素晴らしい!!

そしてタイミングの良い事に、近所に住む元宮大工の中島さんが豊穣庵に立ち寄ってくれたので、急遽、工房「槐」を見学させて頂く事になりました。
急な申し出に快く応じて下さり大感謝です。

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中島さんは伝説の宮大工西岡氏のもとで薬師寺改築にも携わり、
昔ながらの技と知識を受け継いでいるスゴ腕の大工さんなのですが、
豊穣庵さんのロケットストーブを作ってくれたり、
恐れ多い事に農風のために火おこしの道具を作ってくれたりと、その腕を惜しみなく使ってくれます。

工房は現代的な製材の機械が並ぶ建物と、伝統的な大工道具が所狭しと置かれた建物に分かれていました。
一方は無機質な作業場で、もう一方は家のような生活感のある場でした。
2つはまるで違った雰囲気で、中島さん自身も気持ちを切り替えてるんじゃないかなと思いました。

自作したという色んな大きさのカンナが2箱もあったり、

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壁に飾られた色んな形ののこぎりや

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棚には初めて見るような道具がたくさんありました。

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今ではほとんど使われなくなった木の表面を削る手斧(ちょうな)と、槍鉋(やりがんな)を使って見せてくれました。

手斧の柄は工房の名前にもなっている「槐」で、柄の曲りは槐の枝を縛ってクセをつけて調えるそうです。
昔の人は知恵と技で自然のものから道具を作っていたんですね。道具に対する愛着がわきそうです。

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槍鉋は現代のカンナができる前に使われていたカンナで、槍鉋で削った表面は水が染み込みづらいため、建築物に防水処理をしなくても木が痛みにくかったのですが、現代のカンナで削ると水が染み込んでしまうので、防水処理をしなくてはならなくなったそうです。

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このことだけではなく「便利」「簡単」「安価」と言うような目的のために、昔は技で自然と解決できていたことを、現代は科学技術を駆使してねじ伏せるようにして体裁を整えようとしているように感じました。
大事なものを失いつつあるのではないかと言う危機感を感じながら、工房を後にしました。

夕食のメインは、土手に顔を出していたフキノトウと、群馬県片品村からの差し入れのマイタケの天ぷら☆

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中島さんがまた豊穣庵へ来てくれ、ご近所の親子も交じって一緒に飲んで食べて。

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食べ終わってお布団に入ってからが寒かった~
そして翌朝も寒くて早く目が覚めてしまいました。
-7℃だったそう。
太陽が昇るとすぐに暖かになるのですが、まだ地表は冬の温度のようです。

朝、かまどに火をつけるのと平行して、焼き芋焼き機にも火を入れました。

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ご近所の方がドラム缶を加工して作ったという見た目もカッコイイこの道具。
今回はじめての使用だそうで、今後マルシェなどに焼き芋で出店できればと考えているそうです。
芋を入れたら15分おきにひっくり返すのですが、途中面倒をみるのを忘れてしまったため、焦げてしまいましたが、中までしっかり火が通っていてしっとり美味しかった~

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これも人が多い時ではないとできない、野焼きも行いました。
田んぼに残った藁を燃やして土を殺菌し、灰はまた土に戻して来年度の肥やしとなります。
私達もしっかり燻されました。

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田んぼの堀に生えているクレソンを大量に収穫してお土産に。
きれいな水が流れる場所でしか育たないクレソンは、豊穣庵ではこの一画にしか生育しません。
クレソンがいかに環境に繊細な植物かが分かります。
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たくさん頂いたので、まだ家の冷蔵庫に残ってます。
サラダに、味噌汁に、お浸しに。
あとはどうやって食べつくそうかしら。

来年度は、豊穣庵さんはジャガイモをたくさん作るそうなので、 ジャガイモ堀のお手伝いにも行こうと思ってます。
まずは、5月ころ豆の種まきに行く事になると思います! お楽しみに(^^)