6月のおいしい農風はつかの間の梅雨の晴れ間に恵まれました。マーケット会場には七夕の笹も飾られ、ささやかですがお祭り気分☆
さて、非常時に備えた食料品や水の備蓄、みなさんしてらっしゃいますか?
最近は防災意識の高まりから、ある程度準備されている方も多いようです♪
便利な加工品もどんどん種類が増えてますね。
よく3日ぶんは確保をと聞きますが、避難の必要はない災害や感染症の拡大などでも、3日以上の長期間、ライフラインがとぼしい状況下で自宅籠城になることが想定できます。
非常食生活が続いた時、一番ホッとする食事は、炊きたての温かいごはんだそうです。
家族で食べるホカホカごはんは、ストレスフルな身体も心もやわらげてくれる頼もしい存在!
そこで今回は非常時に便利なごはんの炊き方の実習と、身近な食材で対応できる保存食レシピを紹介してもらいました。
実は普段からこの分野の研究にも余念のないチョシ先生。「無駄なく合理的な」実践方法を考えるのは、ご本人の楽しみでもある様子です。
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まずは基本の白米の炊き方。
用意するのはお米、水、ジッパーつき保存袋、深いお鍋
今回のお米はみやもと山さんの「蛍米」を使いました。
○ 水は最小限で済ますため、お米は洗いません。洗わないお米はどんな味でしょう??
○ お鍋に沸かすお水は必ずしもきれいでなくてもOK。この日はトウモロコシを茹でたお湯の再利用です。
○ 袋に米と水を入れ、しっかり空気を抜いて閉じ、沸騰したお鍋に入れ20-30分茹でる。
○ 引き上げたら少し蒸らして出来上がり!
気をつけるのは鍋底に直接袋が触れないように何か敷くぐらい。あら簡単!
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さてこれだけだと「これだけ!?」という感じもあるので、今回はカレー風味の炊き込みごはんも一緒に調理しました。
炒り玄米、炒り大豆など乾物いろいろと、調味料、そしてカレー粉をお米に混ぜて、あとは同じように炊くだけです。
乾物さえ用意がしてあれば手間はかからないのですが、これだけでグンとグレードアップした感じ。
何より湯気と一緒にお鍋から漂ってくるカレーのスパイシーな香りに、食欲をそそられました。
味だけでなく、乾物類からは豊富なミネラルが摂取できます。
ストレス下ではミネラルが普段以上に消費されてしまうので、ミネラル補給も考えておきたいですね。
乾物類は普段から意識して切らさないようにしておくだけで済むのもいいところ。またいつも食べ慣れている味というのは、それだけでストレスをやわらげるという、嬉しい効果もあります。
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ごはんが炊きあがるまでの間に、「炒り玄米」の作り方デモや「瓶詰め保存食」のコツなども教えてもらいました。
炒り玄米はなじみのない方が多い保存食です。玄米は栄養はあるけど、調理に時間がかかるというイメージですが、炒り玄米は洗ってフライパンで炒るだけ。
炒るだけなのに、香ばしくておやつにもなるし、白米と一緒に炊くこともでき、常温で日持ちもする便利な食材に変身するとあって、参加者さんからも驚きの声があがっていました。
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試食は炊き込みご飯と先生が作ってきてくれた瓶詰め(茄子、えのきとなめこ)。
そしてマーケットの旬のお野菜♪ 今日は先生もびっくりするほど甘~いトウモロコシとミニトマト。
やっぱりカレー風味の炊き込みご飯は好評、洗米してなくとも気にならないようでした。
白米は袋のままお持ち帰りいただきました。腐敗防止に梅酢が入っています。
今回は少なめですが、毎回試食には先生が朝会場をまわって調達してきた旬のお野菜がついてきます。
事前に写真告知できないのが残念なのですが、そのぶん試食の時のお楽しみにしてもらえると嬉しいです。
ひだまり農園さんのゴールドラッシュ、ごちそうさまでした〜
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最近不定期開催ですが、またのご参加をお待ちしておりま〜す。