週末農風♪まさこです。
週末農風企画第4弾は「桃の収穫手伝い隊」!
9/4-5の1泊2日で山形新規就農ネットワークメンバーの生稲さんのはたらく「くだもの楽園(なかの農園)」」におじゃましてきました。
東京駅から約3時間。10:26に「さくらんぼ東根」駅に到着。
(駅名からして、果物のまちですよね~)
迎えに来ていただいて、車で15分ほどで「くだもの楽園」へ。
泊めていただいたログハウスはさくらんぼ畑の脇にあります。
今回の参加者は全員女性!
ガールズトークに花が咲いて、初対面同士とは思えないほど(笑)
作業までの空き時間に、夕食の芋煮の下準備で里芋やゴボウを洗って皮をむきました。
いよいよ作業開始!
がんばるぞー!!桃畑を前にやる気を見せる頼もしいガールズ!
一日目の作業はアルミシートの回収。
留め金を外して、落ち葉をバッサバッサと掃い、端からシートをたたみます。
アルミシートは太陽の光を下から反射させて、桃のおしりが色づくように敷いているのです。そろそろ収穫の時期も終わるので、シートを回収。
これが思いの外重労働!!
新規就農ネットワークメンバーの2人も参戦して作業したのであっという間に片付きましたが、みんな汗だく。
いつもは2人でされる作業だとか。大変。。
剪定はどうやってするの?
花摘みはなんのために?
摘果するときはどうやって選別しているの?
次々と続くひとつひとつの質問に丁寧にこたえてくださいました。
あるりんごを指して、なぜこのりんごは残された(選ばれた)のか。
摘果のポイント、枝の年齢の数え方など。
いつの間にか、りんご畑が教室に。
薪の原料となる木を運んだり、洋梨をもいだり。
そうこうしているうちに夕方になって、温泉「ひなの湯」へ。
温泉で汗を流した後は、お待ちかねの交流会!
新規就農ネットワークのメンバー8人の方が来てくださいました。
次から次へとごちそうが準備されます。
写真がなくて残念だけれど、山形新規就農ネットワーク代表牧野さんのご自慢の枝豆、元カメラマンの田中さんの情熱がこもったトマト。そして山形の郷土料理、芋煮に舌鼓。
「毎日でも食べたい!」という声もあったほど(笑)
メインはなんといっても、生稲さんのご自慢の石窯(写真左)で焼いたピザ!!
元パン屋さんというメンバーのひとりが作ったピザ生地に、同じくメンバーの栽培するトマトを使ったソース。最強のコラボです。
最後には桃とマスカルポーネチーズ、手作りキャラメルソースのデザートピザも登場。
これがまた、絶品!
お腹いっぱい、と言いながら2枚目に手を伸ばしていました・・(笑)
ログハウスの前での交流会は大いに盛り上がりました。
おもしろ話しから、ちょっと真面目な農業の話しや苦労話など。
くだもの楽園(なかの農園)園主の仲野さんにも参加していただきました。
「山形新規就農ネットワーク」は新規に農業を始めた方達で構成されています。農業を始める前は、サラリーマンだったり、料理人だったり、カメラマンだったり。。千葉、神奈川、東京など意外に関東出身の方が多いようです。
生稲さんは横浜出身で、就農4年目。以前は都内でイタリアンレストランのコックさんをされていたそうです。
山形出身の奥様と結婚された時にはむしろ田舎嫌いだったとか。
ところが野菜や果物の味に感動して、奥様のご実家「くだもの楽園」を継ぐことを決意。
おいしくて楽しい交流タイムはあっという間。
翌朝は眠たい目をこすりながら、5時半から作業。
桃の収穫です!
桃を手のひらでやさしく包み、そのまま真下にひっぱります。
「朝採り」という言葉がありますが、朝は植物がもっともみずみずしい時間帯で、さらに気温が低いので日持ちもよくなるようです。
かごがいっぱいになると、トラックのコンテナに種類ごとに丁寧に並べる。
そしてまた収穫。その作業を繰り返します。
収穫した桃はサイズをわけて袋や箱に詰めて出荷、もしくは直売所で販売されます。
赤い桃は「おどろき」という種類で、熟してもシャリシャリした食感が特徴。
となりの「黄金桃」は、なんと中まで黄色い珍しい種類!
ここまでが、文字通り朝飯前の作業。
先に直売所に行くチームと先に朝食を食べて後から直売所に行くチームと、二手に分かれました。
朝からおいしいご飯をいただきました。
目玉焼きに見えるのは、うこっけいの卵。豪華!
直売所では販売を体験しました。
東京から来たと話すと珍しがられて、周りの農家さんからバナナをいただいたりお菓子をいただいたり、とても親切にしていただきました♪
最上川と向こう岸に河北町の道の駅「ぶらっとピア」(写真左) ぶらっとピア(写真右)
おみやげを買いに、立ち寄りました。
だだ茶豆1袋200円を思わず購入。山形名産品の干し菊も、自分へのおみやげ用に♪
結局お昼までごちそうになってしまいました。
そうめんに夕顔の煮物やかぼちゃの煮つけ、ぜんまいなど。
お母さんのつくる料理がどれもおいしくて、みんな作り方を熱心に聞いていました。
奥でポーズを撮っているのは、生稲さんの長男、3歳。
お姉さんたちに囲まれて、ご満悦のようです(笑)
おみやげに、桃をいただきました。
独り占めするのはもったいなくて、職場に持って行ってみんなで食べたり、友人との集まりの場に持って行ったり、PRしちゃいました。
手伝い隊なだけに、「草取りでもなんでもやります!」と申し出たのですが、私達がいろいろな体験ができるようスケジュールを組んでいただいて、本当にありがたかったです。
今回一番印象に残ったのは、「知ってもらうことが一番の援農」という生稲さんの言葉。
山形のくだものや野菜のおいしさに感動して農家になることを決めた生稲さんは、山形の魅力を伝えたい、農作物の育つ現場を知ってほしい、といいます。
その気持ちをしっかりと受け止めて、たくさんの人に伝えていけるようこれからも活動していきますね。
今回参加したメンバーは、生稲さん、くだもの楽園、そして山形新規就農ネットワークの応援隊になります!
今度はりんごの時期に行こう!という話しも出ていて、スケジュールを調整中。
そろそろりんごのおいしい時期になります。
Earth Day Marketにお越しの際は、山形新規就農ネットワークのブースにお立ち寄りくださいませ☆
ご参加のみなさま、お疲れ様でした!
生稲さんをはじめ、ご家族と新規就農ネットワークのみなさま、本当にありがとうございました!!